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大人は「死語」が増えていく

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人っていつから大人になるんだろう。

はてなの今週のお題が、「大人になったなと感じるとき」だったので、ふとそんなことを考えてみました。昨年50歳になりましたが、子どものときに想像していた「威厳と尊厳あふれるザ大人な50代」とはあまりにかけ離れた自分…。しかし、否応なく「大人になってしまった」と感じさせられる場面が増えたのも事実です。

例えば、自分の発する言葉に「死語」が増えている! そんなときには「大人になったなぁ、自分」と感じてしまいます。

 

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「大人」に任しとけ!
一本締め文化が終了していた件 

先日年末の仕事終わりに、オンラインの終礼で、社長が「一本締め」を行いました。「ヨーオッ」という発声に合わせてパパパン パパパン パパパンパン10回手拍子をするアレです。

 

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すると、終わった直後に新入社員A太君が、「一本締めって何かと思いました。人生で初めてやりました!」と言ってくるではないですか。えっ、一本締め知らないの?君だけじゃなくて? と思って突っ込むと、「周りの友人も知らないっすよ」とのこと。そう言えば、最近はテレビなどでもやってるところを見ないような。「一本締め」は日本から消えつつある文化なんでしょうか!?

50年も生きていると、こんな風に、若者との間で文化や言葉ギャップを感じることが多くなりました。

 

若者との言葉ギャップ事例

 その1 「ハンガー」という言葉が出てこず、「えもんかけ」って言ったら「何時代の言葉ですか?」と聞き返される

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ハンガーもえもんかけも一緒です!



その2 「写メ」で送ってください、と言ってしまうが、うちの息子世代には意味不明

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ニュアンスで分かって

その3 録画のことを「ビデオ取っておいて」。これまた息子世代にはなんのこっちゃ

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イラストACで出てきた「ビデオ」のイメージ


その4 若者言葉のつもりで「オシャンティー」を連発する50代後半の友人がいたたまれない(オシャンティ―は2011年の流行語大賞にランクイン)

 

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「この服、オシャンティー!」

無理して同じランクに上がろうとする必要はない、と思うのです

その5 「自分で調べたら?」という類の質問をされると、脳内で「ググれカス」という言葉が浮かぶ

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ググろうね♪

 その6 スマソ、ダメポ、キボンヌ、禿同、厨房などの懐かしき「2チャンネル」用語が今も大好き

2ch.sc

 

GACKTさんも「大人」

3年ほど前の話になりますが、GACKTさんがインスタグラムでアップした動画の字幕に、「スマソ」と入れたことが、古すぎる!と物議を醸したことがあったそうです。ちなみに「スマソ」とは、「スマン」の「ン」を「ソ」と表すことで、会話を重くしない、気軽な感じを出すことに成功(?)した表現。GACKTさんは1973年生まれの40代後半なので、まさに「スマソ」世代。「大人になったな」と感じた一件だったでしょうね、きっと。

 

 外国ではどうなのか分かりませんが、日本では特に、新しい言い回しを使うことが格好良い、古い言葉を使うと恥ずかしい、そんな風潮が濃厚ですよね。

 

アベックいるね」

「今日は帰ったらバタンキューだよ」

「そんなの余裕のよっちゃん

ヨッコイショーイチ

「そのチョッキ格好いいね」

 

これらの言い方を、「死語」ではなく「できる大人の物言い」として推していけないものかと考える今日この頃です。

 

「今日は締め切りで忙しかったから、家に帰ったらバタンキューだわ。早めにドロンするね。早くチョッキ脱いで休みたい」

部下「先輩、さすがです! 何て大人かっこいい! 私もそんな素敵な表現ができるようになりたいです」

「ふふ、厨房にはまだ10年早いかな」

 

まぁ、こんな感じに。

最後までに読んでいただきありがとうございました。

 

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