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続・人生初のPCR検査(陰性)~病院で色々考えたこと~

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どうもtamaminaoです。

先週より38度の熱が出て、人生初のPCR検査(陰性)を行ったのですが…たくさんのスターやご心配のコメントを頂き、本当にありがとうございました。励まされました!!!

ひとまず熱は落ち着き、今週は何とか出社することもできました!!

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まだ左首のリンパが痛かったり、ぐるぐるめまいやだるさがあるのですが、一通り検査もしたので、後はもう養生と様子見していこう、と考えています。大変ご心配おかけいたしました。

で、その各種検査で考えさせられる一件がありまして…今日はそのことについて書いてみようと思います。

 

~人生初のPCR検査(陰性)の経緯は以下よりお読みください。~

 

tamaminao.info

 

 

 

担当についたのは研修医

さて、PCR検査後、発熱やリンパ節の痛みについて各種検査を行った私。しかし、結局「炎症反応が高い」ということしか分からず、つい先日2回目の診察に行ってきました。

この日私は、「耳鼻科の診察を受けたい」と申し出ました。ずーっとリンパ節の痛みが治らないもので。

前回書かなかったのですが…実は担当が研修医に当たりました。

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診察は研修医の先生一人なのですが、判断は任せられないらしく、診察後に指導医との相談タイムが入るんですよ。私はその間待合室。長い時で30分!

しかも、また呼ばれて研修医より説明、その後さらに相談タイムが始まる場合もあり…つまり、普通の診察の何倍も待たされるんです💦

 

病院の大変さを思い「天使の心」で

指導医が一緒に立ち会って判断すれば一回で終わるよね!?何度となくそう思いました。しかし、私は今回、決めていたんです。

診てもらえるだけでありがたい。「天使の心」で接しようと。

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コロナ禍における病院関係者やスタッフの並大抵ではない大変さやストレス。テレビやネットや実際の知り合いから見るにつけ聞くにつけ、もう手を合わして拝むしかないレベルで働いている人もいて。せめて今回の一連の診察に対しては、すべて「天使の心」で感謝しよう、そう、自分の中で決めていたのです。

だから、「耳鼻科の診察を受けたい」という私の申し出に対し、恒例の相談タイムが始まり、そのせいで既定の診察時間を過ぎてようやく耳鼻科(総合病院なので、同じ院内です)に回されたときも、私は「ありがたや」と念仏を唱えました。研修医の先生も、本当に何も分からないのね( ;∀;)…っていう場面は多々ありましたが、とにかく一生懸命でしたし。

しかし、耳鼻科にて、にわか「天使」となっていた私が「悪魔」に変身する瞬間がやってきてしまったのです!!! キャー

 

書いてないから診れません

 耳鼻科では、最初に耳の聞こえや耳の中を診る検査を行い、そちらは特に問題なくほっとしたのですが、私の本丸は左首のリンパと喉奥の痛み。それを診てもらうために今日はもう半日くらい待たされてるんです…。お願い、早く私を診て!!! そんな思いが頂点に達しながら症状を訴えたところ、耳鼻科の先生が言いました。

「向こうの先生からは、耳の奥を診てください、としか書かれてないですが。喉の奥も診察が必要、とは書いてないから、勝手に診れないんだよね」

はっ!?

しかも、ちょっと馬鹿にしたような言い方で続けました。

「中耳炎の可能性があるから診てください、って書いてあるんだけどね、大人が中耳炎でこんなに高い熱出るなんて通常考えにくいんだよね」

明らかに研修医の先生をディスってます。患者である私の前で。

「この時間、本当は新患の時間じゃないんですよね。喉の奥の診察を受けたいなら、明日また来れますか? 明日予約取り直してもう一回来ることできます?

……私、既に半日待って、ここにいるんですけど…

ここで「ありがたや」の呪文はどこかへ吹っ飛び、私の中の悪魔が囁き始めました。

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☆以下私の心の中に湧き出た黒い気持ち☆

 えっ、今私目の前に座ってますよ? 喉奥診察するのって、10分程度、多くても15分程度で終わる気がするんですが…。 そもそも、研修医の先生の「耳だけ診る」の指示が「おかしい」って今自ら指摘されましたよね? そう思っているなら、患者の私に言わないで、研修医の先生にちゃんと伝えてもらえませんか。明らかに何十年も先輩の風格ですが!!!!

 

再び研修医へ戻される 

耳鼻科の先生は、そのまま取り付く島もなく、とりあえず、再び研修医の先生のところへ戻された私。「どうでした?」と聞かれたので、耳鼻科の先生が言ったことをそのまんま伝えましたよ、ええ、そのまんま。

そしたら、研修医の先生は、がっくり肩を落としてですね、

「ぼくの書き方が悪かったからだと思います。大変申し訳ありません……」って。

 

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家に帰ってからも、とにかくこの耳鼻科での一件が、私の中でとてもモヤモヤして、不愉快極まりない気持ちでした。

結局診察してもらえなかった、という腹立ちももちろんありましたが、もう一つ心の中ににょきにょきと湧き出ていた不快感の元は、耳鼻科の先生の研修医への態度

実は、うちの会社でも4月に新入社員が入り、絶賛一緒にお客さんのところを回ったり、流れを教えてあげたり、しているところなのです。

耳鼻科の先生がしたことって、「病院」という特殊な場所だから分かりにくいですが、例えばうちの会社で言ったら、次のようなことだと思ったわけです。

 

耳鼻科医の行動を「会社員」に置き換えて考えてみた

  • A 新入社員(研修医)
  • B 客(患者=私)
  • C 会社の上司(耳鼻科の医者) 

①新入社員AくんがBさんを取材。ちんぷんかんぷんな質問が多かったものの、新入社員一人で来ちゃってるししょうがないなぁ、と思い、それらの質問にちゃんと答えたBさん。Aくんも、分からないなりに今の自分の力100%で、一生懸命Bさんについての記事を作成する。

②記事の校正のため、BさんがAくんの会社を訪問。この日は上司であるCを訪ねるよう連絡があり、そのようにする。

③対応した上司CはAくんとは別な部署の上司。しかし記事内容が上司Cの専門内容だっため、Cの対応案件に。上司Cは記事をBさんに見せる。すると、間違いだらけの内容に仕上がっており、当然修正を求めるBさん。

③ところがC上司は、「Aの書いた記事ですからね…私は勝手になおせないんですよ。明らかに内容おかしいし間違ってますけどね」とそっぽ。しかも、「この時間ね、本当はあなたと会う時間じゃなかったんですよ。私自身のお客さんや取材者に会うための時間だったんです」と文句。客Bが絶句していると、「どうしても修正してほしいなら、明日もう一度出直してきてくれます? 明日なら対応できますので」と一言

④腹を立てたBは、A君に対し、上司Cが言ったことをぶちまけ。Aくんは、「本当に申し訳ありません。C上司にちゃんと伝えなかった私の責任です」( ;∀;)と涙…… 

⑤「で、結局誰が間違いだらけの記事を修正してくれるの!?」と最後まで理不尽な思いをするBさん…

 

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人を育てるということ

どうでしょう。ちょっと違っている部分もあるかも知れないですが、今回の病院での一件を会社に置き換えると、こんな感じなのかなと。新人を一人で客に対応させて面倒を見ない会社自体の非常識、さらに、C上司のトンデモ無責任が際立ちませんか。

 

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「天使」のはずが好き放題書いてしまいましたが……自分の今回の「もやっと」の原因をしっかり見極めたくて、分析してみました。

当然会社と病院では簡単に置き換えられない部分が多いと思います。

何より、耳鼻科の先生側にたてば、コロナ禍の中、激込みの患者さんをさばき、必死に診察している最中。よく指示の分からない患者が飛び込みで入ってきて、それこそ「天使の顔」で接せられない事情もあったのだと思います。

しかし、そういった事情も含んだ上で、現在新人に対応している自分にはセンシティブに響いた一件でした。

自分の行動に惹きつけて、今後も考えていきたいと思っています。

 

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