どうもtamaminaoです。また一週間ほどブログが開いてしまいました。
この一週間もヘドを吐きながら仕事し続け、昨日ようやく一つの締め切りが終わりを告げました。
さようなら。行ってらっしゃい、私の原稿。
どうか「砂糖」が「佐藤」になってたり、「いっぱい」が「おっぱい」になってたりしませんように。
そういえば、今回校正時に見つけたんですが、何をどうしたらこうなるのか理解不能ですが「ウコン」を「ウンコ」って書いてたスタッフがいて(打ち間違え?)、そのときは本当に疲れが頂点だったため、自分のかつての間違いは棚にあげ、笑いではなく渾身の怒りが湧き出ました……。
心の中の呟きは
「てめぇは、健康のために毎日ウンコ(注:正しくはウコン)飲んでんのか!?」
……ダメですね、人間、余裕を忘れたらおしまいです!!!!
今日は身体がズタボロですが、寝ているだけじゃ気持ちのストレスが収まらない。ということで、ブログ書いてます。月曜日までには、
「こらこら、○○くん、ここ、ウンコじゃなくてウコンだよ。もう♪ 気をつけようね💛」
って、50代とは思えない「♪」や「💛」いっぱいのテンションで伝えられる「素敵な大人」に戻りたいと思います。
告白します、私の過去の失敗
はっ!そして、今回のはてなの今週のお題「告白します」なんですね……
……すいません、上の絵のような麗しい「告白」ではないので期待しないでください。
実は、前々回の記事「「校正」で見つかる! 誤字脱字いろいろ」のときに、書こうかどうか迷ったネタがありまして。なぜなら下品だから。
でも、今回は、テーマが「告白します」なんで、そういうのもありなのだろう、と勝手に解釈して、書いてみようと思います。
私がド新人のときにやった失敗です。
インタビューで「ち〇こ」を連発される
もう30年近くも前の話しになりますが、ある方のところにインタビューに行ったんです。
この方が、かなりの下ネタ王で、何かを例えるときにすべて「ち〇こ」というワードをいれてくるんですよ。当時、私は20代のピチピチ(死語)編集者だったので、わざと面白がって「ち〇こ」を連発したのかも知れません。
まぁでも話自体はめちゃくちゃエキサイティングで楽しくて、編集部に戻って、私は早速録音してきたインタビュー内容をまずはデータ起こしし(現在は自動的に文字にしてくれるアプリがありますよね)、それから原稿を書き下ろしました。
インタビュー記事とは
ちょっとここで解説しますと、インタビュー記事というものは、聞いた内容をそのまま書けばいい、というものではないんです…。データ起こししてみると分かるのですが、「えーと」「うーん」「あれ、あれ」「何だったかなぁ」だの、まだるっこしい余計な言葉が入るのが話し言葉の特徴。思いつくままに色々しゃべるため、時系列や話の順番がバラバラになるのも話し言葉あるあるです(ごくまれに、そのまま原稿になるやんけ!!みたいな恐ろしく理路整然とした話し方ができる方もいます)。つまりデータ起こししただけのものは、基本記事としては使い物にはなりません。
あくまでも記事にするための素、って感じですかね。
で、この素を使って、決められた字数内で分かりやすくまとめるわけですが、たくさん話を聞いてしまえばしまうほど、「これも入れたい」「あれも入れたい」なんてことになりがち。「その人らしさ」や「空気感」が出ている部分、ここが核だ!、という部分を見極めて切り取ることになり、そこがライター、編集の腕の見せ所になるかと思います。話の流れでぽろり出てしまった内輪話やヤバイネタは当然カット。
シモ用語を大量に入れて記事作成
ところが、新人の私はそのあたりの加減や書き方が、まだ全然分かっていませんでした。
「ち〇こ、ち〇こ繰り返し言ってたし、それいっぱい書いてあげたら、彼らしさと雰囲気が出て、いいんじゃないかな」と考え、原稿中をたくさんの「ち〇こ」の単語で埋め尽くしました。今考えても、自分の人生の中で、あれほど「ち〇こ」という単語を使い倒したことは後にも先にもありません。この後の人生でも、もう二度とないことでしょう(あったら困る)
そして、当時面倒を見て頂いていた先輩に、「出来ました!」と元気いっぱいに原稿を渡しました。
すると、10分後くらいでしょうかね。編集部の端の机から、編集部中に響く声で、
「こらっ! 記事の中に、ちんこ、ちんこ、書くな!!!!!」
ってどやされました。
シモを入れつつ品位を上げる
で、校正で真っ赤になって戻ってきた原稿を見せてもらうと、
「ち〇こ」ワードはほぼ削除され、しかも、「下半身」という表現に変更されていました。
読み直してみると、全体的に、その方の茶目っ気や反骨精神、あえて下ネタを言うアウトサイダー的な空気感はちゃんとあふれ出ているものの、必要以上に彼の品位や知性を落とさない素敵な記事に仕上がっていました。
例えば、こんな感じです(※記事やご本人は一切特定できないよう、あくまでこんな風だった、という事例で書いています)。
私→「オレは、迷ったときは、ちんこに聞いている」
先輩の修正→「みんなさ、頭でっかちすぎるんだよ。そんなときは本能に任せればいいの、自分の下半身に聞け!」
私の原稿のやばさ、伝わりますかね? 先方が「ち〇こ」って言葉で表現したかったのは、要するに「本能に従え」ってことなんです。ですが、私の文章では、そこが伝わらない。一歩間違えたら、「何でもち〇こに聞くの!? 超絶やばくね? この人!?」みたいな誤解も生むわけですよ。
私の原稿からあふれ出るのは「痴性」、先輩の直しからあふれ出るのは「知性」「品位」。
「はぁ……なるほどなぁ……」ってものすごく勉強になった失敗でした。
最後に
まぁ、そんなわけで、月曜日に「ウンコ」後輩に話しをするときに、かつての失敗談として、「私なんて、30回くらいち〇こって書いたんだから、う〇この1回くらい大丈夫だよ」って慰める方法を考えていたんですが…ふと、オバサンによる「セクハラ事案」になるのか?って心配になりました。
最近、月曜日は休みボケのため「社会の窓」全開のことも増えているし(自身の名誉のために繰り返しますが、決して決してわざとではありませんので!!)。
チャック全開の50代おばちゃんに朝イチからウンコとチ〇コの話しされる、とか、さすがにきついものがありますよね。
……うん、「ここ、間違ってたから気をつけようね」程度でやめておくことにします……
橋本聖子さんが五輪組織委会長に決まってから、前以上にこういった話題に関して意識高い系になった私です。
休みの日の私はこちら
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