どうも。かつて雪国で暮らしていたtamaminaoです。冬になると、いつも、思い出すのが、雪道でスピンして電柱に激突したあの日のこと…もう7年くらい前になるでしょうか(遠い目)。
実際に大きな事故を起こしてみて、「こうしておけばよかった」「えっ!こんな請求がくるの!?」などの学び(?)がありましたので、今日はそのことを書かせて頂きます。
「もしも」のときの参考になれば幸いです。
圧雪アイスバーンの日に事故は起きた
雪が降らない地域の方にはなかなか想像がつかないと思いますが、道路が凍り付いてまるでスケートリンクのようになる状態を「アイスバーン」、その氷の上にさらに雪が降り積もってタイヤで押しつぶされた状態を「圧雪アイスバーン」と呼びます。
事故を起こしたあの日も、ツルツル路面にさらに雪が降りつもり、典型的な「圧雪アイスバーン」となっていました。
アイスバーン、圧雪アイスバーン等の道を運転するときは、以下のような点に注意が必要です。
- スピードを出さない
- 急ブレーキをかけない(急ブレーキをかけると、車が横滑りしたり、最悪くるりと回ったりもします)
- 前の車と十分に車間距離を取る(すぐに止まれず、つつーっと進んでいくことがあります)
- 「轍(わだち)」に沿って走る
ちなみに「轍(わだち)」とは、スキー場で雪の上にスキーの跡がつくように、圧雪アイスバーンの上に走った車のタイヤの跡がつくこと。その跡に沿って走ることが安全で、何かの拍子にタイヤが「轍」から外れると、そのままつるるっと滑っていくことがあります。
この日、私に起きたのもそのような事態でした。
車がぐるんぐるん回りながら吹っ飛んだ
この日は息子の習い事の送りだったのですが、出がけに息子が忘れ物をして出発が遅れ…私は急いでいる+イラついている、というあまりよろしくない精神状態でした。
なもので、いつもなら3~40キロ以下で運転するところを(悪路なので)、ほんのちょっとだけ、と言っても法定速度内の50キロ程度にスピードをあげました。
するとその途端、タイヤがひょいと轍から外れまして、「あっ」と思った時には、車がくるりと一回転。ハンドル操作がまったく利かない状態に。車は何回転もぐるぐると回りながら猛スピードで歩道側に吹っ飛んでいきました!!
事故の瞬間はスローモーション
この間多分数秒。ですが、私の脳内では、
(あっ、やばい、車が回っちゃった。立て直さないと!)
(後部座席の息子を守らないと!何とかしないと!!)
(あああっ、ショッピングモールに突っ込む!人をひいてしまう!!!)
など様々な思考がかけ巡り、ぐるんぐるんと回る車内がずっと続いているような不思議な感覚に陥りました。延々に回り続ける悪夢の高速メリーゴーランド。
後で調べたところ、大きな交通事故に合った人は、周りの景色がスローモーションに見えた、と話すそうで、「おおっ!一緒だ」と思いました。死ぬかも!って思った瞬間、脳がものすごく活性化することが原因なのだとか。つまり、死ぬ直前に見る「走馬灯」ってヤツもこの類なのでしょう。
電柱に激突して車は大破
その後車は、遠心力によってさらにスピードをあげながら歩道方向へ吹っ飛んでいき、ショッピングモールへと突っ込むその前に、運よく?歩道手前にあった電柱にどかん!と激突!! そのままストップしました。
軽自動車だったので、まさに、紙のように前側はべしゃんと大破…。
車検も安く小回りも利き、とっても利用しやすい軽自動車ですが…こと事故になるとこんなにももろい、ということにも気づかされました
車内では激突と同時に、エアバッグがどん!と飛び出し、運転席の私に命中。私もこの事故で初めて知りましたが、エアバッグって、コンクリートのどでかい塊、もしくは室伏が使用しているような砲丸が、弾丸級のスピードで体に投げつけられてくる、というレベルの衝撃なんです!!
そもそも、事故の勢いで、運転席の自分も前に飛び出していくわけですよ。
例えるとですね、悪の組織か何かに人間大砲にされてマッハで飛び出した自分に、敵軍の大砲からもマッハ以上のスピードで巨大コンクリートブロック、もしくは室伏の砲丸が飛んできてぶちあたる、こんな感じです。
…想像できます?
…
そう、要するに、たまったもんじゃねぇ!!ってことです。
私の場合は、この砲丸、いやエアバッグが、胸、鎖骨、目、頭あたりを直撃!! 鎖骨に至っては、エアバッグが当たった瞬間に、ぼきっっ!!!!と骨が折れたのが分かりました……(こういう話し、苦手な方はすいません!!)
エアバッグの危険性
皆さんに伝えたいことは、女性って、運転席のシート位置を前に出している方多いですよね。あと、ハンドルにしがみつくような姿勢で運転する方。私もそうだったのですが、あれ、危険です!
事故を起こして分かったことですが、エアバッグとの適正な距離が保ててないんですよね。万が一事故を起こしてエアバッグが飛び出したときに、至近距離で目、頭、胸などの急所を猛烈に強打する可能性があります。私のように……
また、同様の理由でチャイルドシートを助手席につけることも危険です。
この事故のとき、奇跡的にうちの息子はケガをしなかったのですが、それは後部座席でチャイルドシートに乗っていたから。
自分がエアバッグでケガをしたことを思うと、もし助手席に息子を乗せていたら…と思うと、心底ぞっとしました。
現在私より身長のデカイ息子ですが、以来未だに、助手席に息子は載せないようにしています(いつも運転席後ろの後部座席です)
続きは「その2」で
この後私は無事(?)救急車へと運ばれるわけですが……
そこで待っていたのは、シャキーン、ハサミ!!!
救急車内で特別なハサミで服をジャキジャキ切られる!!
という事態に遭遇します…
ちょっと長くなってしまったので、続きは、「その2」へどうぞ。
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